最新のアミノ酸研究


  • 慢性疲労症候群に線維筋痛を併発した患者と併発していない患者における、トリプトファン投与による血漿プロラクチン応答の性差

    2014-07-31

    Title:
    Sex differences in plasma prolactin response to tryptophan in chronic fatigue syndrome patients with and without comorbid fibromyalgia.


    Author:
    Weaver Shelley A, Janal Malvin N, Aktan Nadine, Ottenweller John E, Natelson Benjamin H,


    Keywords:
    ,


    Abstract:
    背景:慢性疲労症候群(CFS)と線維筋痛(FM)は発症過程が同じ変異型であると考える研究者がいる。このことは、FMを併発するCFS患者と併発しないCFS患者は類似した生物学的基盤を有することを意味すると思われる。これを検証するため、CSFのみの患者、CSF+FMの患者、健常群に対して、トリプトファン静脈内注入によるセロトニン反応、血中プロラクチン(PRL)、自己申告による疲労度合を比較した。 方法:CFSのみ、CFS+FM、および健常群の男女を対象に(いずれも大うつ病障害(MDD)を現有する患者はいない)、L-トリプトファン120 mg/kg(除脂肪体重)を静脈内(i.v.)注入した。トリプトファン注入前後で血液サンプルを採取し、血漿PRL、トリプトファン、キヌレニン濃度を測定した。 結果:CFSのみの女性において、女性の健常者群と比較して血漿PRLの発現が増加したが、CFS+FMの女性では観測されなかった。男性では群間差はなかった。血漿トリプトファンとキヌレニン濃度では、群間差はなかった。 結論:CFSのみ発症している女性において、セロトニン作動性緊張の発現が増加したが、FMを併発したCFS女性においては認められないことを、これらの結果は示している。男性ではこのような作用が認められないことは、CFS有病率が女性の方が高いことを一部説明する作用機序を示唆する。女性においては、CFSはFMとは異なる疾患である、という解釈をこれらのデータは裏付けている。


    Journal:
    American journal of clinical nutrition Vol.95 (5) p1270-7( United States)